2012年1月30日月曜日

昔の話、自転車と音楽と神様と馬鹿。

長い話です。

まずは僕がロードバイクにハマったきっかけから。


専門学校時代、高校生の時に通学自転車を盗まれ、不可抗力で買ったロードバイクに乗っていました。
TREKの1000、コンポはSora。


そこで同じ様に自転車好きの友人ができました。
自動車デザイン学科から一緒に転科したり、ぎっくり腰の際世話を焼いてもらったりと、仲が良かった友人。
長崎君にとあるCDを教えてもらった。


それが「Tour de France Soundtracks
クラフトワークの名盤ですね。


当時ロードバイクには乗っていたもののツールのTの字も知らなかった僕ですが、
YMOや、HOS、電気グルーブ、MondoGrossoなどなど聴いていた僕が気に入らない訳はなかった。


現在の音楽界で唯一生存する神様、テクノの神様が「Kraftwerk」のリーダー、ラルフ・ヒュッターその人。
(僕が勝手に思ってるだけかもです)


ツールの公式サウンドトラックを手がけ、現在も使われ続けている(日本では、海外は知りません)。
その曲の生みの親は、何を隠そう自転車好き(馬鹿)。


毎日の様に自転車に乗り、レイヴ会場の手間100㎞位でバスから降りてわざわざ自転車で会場へ入る自転車馬鹿。
そんな神様がとあるインタビューを受けた際のやりとり(ほぼインタビューにはなってなかったらしい)。


問「普段どんな音楽を聞いてインスピレーションを得ているのですか?」(うろおぼえ)


答「はい、私は音楽を聞きます、私は工場の音を聞きます、私は風の音を聞きます… 私はとっぴんぱらりのぷう」(うろおぼえ)


はい、「…」以降は捏造です。


まぁかいつまんで言えば「聞こえるもの全てが音楽で、全てがインスピレーションの源になる」みたいのことなんだと思います。


僕は思いました「こんなにすごい人がハマっている自転車に僕も乗っているんだ、もっと自転車を楽しみたい」


その時から僕の自転車への意識は変わり、ロードバイクはただの足では無く、インスピレーションを得る為のインタラクティブモジュールとなりました。


そして僕は轢かれました、悲しかった(笑)。


幸い体は軽症で済みましたが、ロードバイクはドライブトレイン系が破損し使えなくなりました。
しばらくロードバイクに乗らない生活になりました。


そして卒業後、就職してお金をつくって買ったのがアンカーの8番です。

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